排尿症状の治療
急性膀胱炎
⚫️急な頻尿、残尿感、排尿の終わりに下腹部が絞れるな痛みが出現した時には急性膀胱炎が疑われます
⚫️初診時に尿検査で炎症所見があればすぐに抗生物質を内服いただくと翌朝には随分と楽になりますが、処方された薬を最後まで全部服用することが重要です
前立腺肥大症
⚫️前立腺は男性のみに存在するする前立腺が加齢とともに大きく肥大しきて夜間の頻尿や尿の勢がなくなる病気です
⚫️超音波検査で大きく肥大した前立腺を確認してお薬で症状の改善が期待できます
⚫️初診時に前立腺癌との鑑別をはかるためにPSA(前立腺癌の腫瘍マーカー)を測定します
⚫️薬の服用でも症状の改善がおもわしくない場合には尿道内視鏡による前立腺の切除術が行われます
前立腺癌
⚫️前立腺癌による排尿症状は進行するまで現れにくいため50歳を過ぎたら年1回のPSA(前立腺癌の腫瘍マーカー)の血液検査を受けることをお勧めします。それによって前立腺癌を早期に発見し根治手術を受けることが可能となります
⚫️高齢男性に前立腺癌が発見された場合には、内服と注射によるホルモン治療や放射線治療が選択されます
過活動膀胱
⚫️さまざまなな理由によって尿の回数が多い、尿に行きたくなると待ったなしでトレイに駆け込まねばならず、ときには我慢できずに漏らしてしまう、などの生活に困る症状がある時には過活動膀胱の可能性が疑われます
⚫️過活動膀胱の程度を評価するスコアをつけていただき、超音波検査などの結果を参考に
⚫️過活動膀胱の治療薬の内服により症状の改善が期待できます